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レンタカー豆知識
2023年5月30日
こんにちは!北海道の旅をサポートするホンダレンタカー札幌です。
日本は山地の多い国。
国土の60〜70%は、山地や丘陵地にあたるといわれています。
そのため、レンタカーでのドライブでも山道を通ることは多いでしょう。
山道での運転には、平地での運転に比べ、注意しなければならない点がたくさんあります。
ドライバーの中には、「久しぶりにレンタカーを借りてレジャーを楽しみたいけど、山道の運転が不安だな…」と、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、山道での運転の注意点とコツ、マナーをわかりやすく解説します。
レジャーに出かける前に、ぜひご確認ください。
まずは、山道を運転するコツと注意点について見ていきます。
山道では、以下の5点に気をつけて運転を行うようにしましょう。
各ポイントについて詳しく見ていきます。
山道は、上り坂や下り坂、カーブが多いのが特徴です。
また、道の凹凸や草木による見通しの悪い場所も多いため、前を行く車の急ブレーキや急に現れる対向車には十分注意しなければなりません。
他の車に気をつけながら安全に山道を走行するためには、まずは車間距離を十分に保つことが大切です。
さらに、カーブでのすれ違い時には対向車が中央線を越えてくることも考えられるため、特に慎重な運転を心がけましょう。
山道は、平地の道路に比べてカーブが多いです。
中には、急なカーブが長距離にわたって続く場合もあるでしょう。
このようなカーブでは、次のようなアクセルとブレーキの使い分けが重要になります。
カーブでは、カーブに入る前にブレーキを踏み、安全にカーブを曲がれる速度に減速しておく必要があります。
そして、カーブを出る前にアクセルを踏み、徐々に加速していくようにしましょう。
先手の対応が、カーブをうまく曲がるコツ。
カーブに入ってからのブレーキやカーブを出てからの加速は危険であり、同乗者にも負担になるので避けましょう。
また、AT車の場合もカーブが多い場所ではギアをDから2~3にチェンジし、全体的なスピードを落とすことも忘れずに。
下り坂が続く道でブレーキを踏み続けていると、ブレーキの効きが悪くなってしまう恐れがあります。
時には、ブレーキが完全に効かなくなるペーパーロック現象が起こることも。
また、燃費も悪くなります。
このようなリスクを避けるため、長い下り坂では、エンジンブレーキを利用しましょう。
エンジンブレーキは、エンジンの回転数を制御して減速する仕組みのこと。
下り坂ではこれを活用し、必要なときにだけブレーキを踏むことで、ブレーキに負担をかけない安全な走行が可能になります。
エンジンブレーキは、AT車であればギアをBレンジに入れることで発動します。
車種によって操作は多少異なるので、出発前に確認しておくようにしましょう。
急な上り坂では、ギアをDのままにしていると速度が落ちてしまいます。
これを抑えるためには、「2」または「S」へのギアチェンジが効果的です。
ギアをチェンジしてからアクセルを踏み込むことで、前へ進む力が強くなり、上り坂での減速を防げます。
また、急な上り坂での発進時には、Lレンジを使うと良いでしょう。
このような車両の発進力には、駆動方式も影響します。
詳しくは、「レンタカーの駆動方式に悩む!4WDとは?活用シーンや2WDとの違い」をご一読ください。
上半身を起こした姿勢を意識することも、山道での運転のコツの一つ。
これにより視界が広くなり、見通しの悪い山道でもより迅速な判断ができるようになります。
また、上半身を起こしておけば、アクセルやブレーキの操作もしやすいです。
山道ではシートの角度を少し上げておき、上半身をしっかりと起こして運転するようにしましょう。
自然が多く雪も積もる北海道の山道の運転には、この他にも注意すべき点があります。
特に、動物との接触には注意が必要です。
北海道の山道の運転の注意点や万が一動物と接触事故を起こした場合の対応については、以下のコラムをご確認ください。
北海道のレンタカーで動物と接触事故を起こしたら?対処法をご紹介!
山道での運転マナーとしては、次の2点を押さえておきましょう。
それぞれのマナーについて詳しく確認していきます。
山道では、上りの車を優先するのが基本です。
上りの車が一度停車してしまうと、再発進の際の車両の後退により、後続車との間に衝突事故が発生する恐れがあるためです。
山道では、道路の幅が狭く車同士のすれ違いが難しい場所が多数。
そのような場所で対向車と鉢合わせた際には、上りの車を優先するようにしましょう。
カーブの多い山道では、慎重に運転を行う必要があります。
しかし、スピードを落として慎重に運転することで、後続車が渋滞してしまうこともあるでしょう。
このような場合には、最寄りの待避所などに車を停車し、後続車を先に通すことも検討してください。
後続車の渋滞は、前を走る車のドライバーにとってプレッシャーとなります。
焦って安全な運転ができなくなることもあるでしょう。
落ち着いて安全に運転を続けるため、また後続車の走行を妨げないためにも、渋滞時には無理をせず、後続車に道を譲ることが大切です。
レンタカーで山道を運転する前には、必ず次の3つの準備を整えておくと安心です。
順にご説明します。
山道には、カーブや凹凸のある場所が多くあります。
このような場所では車体が大きく揺れ、遠心力の影響も強いため、同乗者が酔ってしまうこともあるでしょう。
このような場合に備え、山道を走る際には、酔い止め薬を準備しておくと安心です。
車に酔いやすい方でも、山道に入る前に酔い止め薬を飲んでおけば、安心してドライブを楽しむことができます。
また、子どもは特に酔いやすいので、子どもが同乗する際は、子ども用の酔い止めを常備しておくと良いでしょう。
ご紹介した通り、山道の運転には注意しなければならない点が多数あります。
より慎重な運転が必要になるため、平地の道路に比べ、ドライバーの負担は大きくなるでしょう。
つまり、ドライバーにとって、山道での運転は疲れやすいのです。
疲れやすい山道を万全な状態で安全に運転するためには、山道に入る前に十分な休憩をとっておくことが大切です。
休憩所やコンビニなどに立ち寄り、水分補給やトイレも済ましておきましょう。
眠気がある場合には、仮眠をとっておくのも良いですね。
山地が多い日本国内でのドライブでは、山道ならではの運転の注意点やコツを知っておかなければなりません。
急なカーブや上り坂、下り坂に安全に対応するためには、アクセルとブレーキ、そしてギアをうまく使い分けます。
さらに、視野を広く持ち、対応車や後続車に注意を払うようにしましょう。
また、山道での対向車とのすれ違いは、上りが優先です。
必要な場合には後続車に道を譲るのも、マナーの一つでしょう。
山道は長く続くことが多いので、酔い止め薬や十分な休憩など、事前準備も万全にしておくことをおすすめします。
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